ふとんコラム

2021年10月4日

ナイスタウン10月号に掲載されました!

ナイスタウン10月号に掲載されました!

ナイスタウン10月号に掲載されました。

業界トップクラス寝具メーカーが県内にある?

その名は「ふとんファクトリー」!

国内一貫生産だからこそかなえられる「安眠」の秘密をごしょうかいしていきます。

四国繊維販売株式会社(ふとんファクトリー)は、昭和41年(1966年)の創業から今日にいたるまで、全国有数の生産規模を誇りつつ、安心・安全の国内一貫生産を守り続けてきました。そのポテンシャルを最大限に活かし、今年創業55周年を迎えたふとんファクトリーの魅力とものづくりへのこだわりが記事には掲載されております。

ふとんファクトリーはどんな会社ですか?

当社は「寝具」の企画提案から原材料の仕入れ、生産、梱包、発送に至るまで一貫して受託生産している寝具の総合メーカーです。直接、店舗で個人のお客様に販売するのではなく、量販店やふとん専門店などの企業BtoBに卸していますが、最近では個人のお客様にはECサイトでご購入していただいております。

取り扱っている商品を教えてください。

羽毛布団、羊毛布団、合繊布団、掛け布団、敷布団、こたつふとん、ベッドパッドなどのあらゆる寝具全般です。

寝具を一貫生産している企業は多いのでしょうか?

寝具商品を企画製造して卸売りまで一貫してできる会社は、国内では少なくなりました。この業界は、昔から役割を分担し、流れ作業型の工場で製造することが多かったのです。例えば、繊維の町としてジーンズで有名な倉敷市児島では、うちは縫製だけ、キルトするだけといったように、各パーツが工場から工場を渡り歩いて一つの商品が完成します。寝具でも同様の生産方法をとってきたところが多く、一社で一貫して生産することはあまり行っていませんでした。

消費者のニーズにいち早く対応?

当社のこだわりは”健康品質”です。近年は消費者の健康志向への意識が高まるとともに、衣食住の変化に伴い、「国産」、「ジャパンブランド」というワードに敏感になっているような気がします。当社では様々な変化に対応するべく、健康志向にうまくマッチした商品を、我々自身の手で納得がいくまで試行錯誤を繰り返しておつくりして皆様にお届けすることを信条としています。

国内で製造するメリットは?

平成に入り日本の寝具製造業の多くは中国へ工場を移しましたが、中国の市場成長に伴う人件費の高騰や、昨年からの長引くコロナの感染拡大の影響で、海外に工場を置くメリットが薄れてきたように思います。当社は1966年の創業時代から地元香川に根付いて、布団の製造を続けてきました。お客様と直接お取り引きする中で、長い年月をかけてノウハウを蓄積し、企画提案から製造、販売まで出来る工場に成長しました。今なお多くのご注文があるのも、売り場と直結した「スピード力」が実績と信頼を築いたからであり、これは国内製造だからこそだと思います。

ふとんファクトリーの強みは何ですか?

当社の強みは「スピード」「スケール」「サプライチェーン」です。この3つを略して「3S」と呼んでいます。一つ目の「スピード」は誰よりもより早くお客様のリクエストにお応えしようと思っています。次に「スケール」は近い将来BtoBからBtoCになっても安定したクオリティの商品をより多くご提供できるよう目指すことです。最後の「サプライチェーン」は、現在サプライチェーンマネージメントという部署があり、「欲しいときに欲しいだけの数の商品を、お客様のお手元までお届けします」ということです。この三つのSを活かし前面に出してがんばっています。さらに昨年から「サポート」を加え、厳しい時こそサポートを心がけて、お客様に寄り添い、お互いに支えあうことに注力しています。

ふとんファクトリーならではの商品のこだわりは?

当社の製品では、「機能性に長けている」と評価されることに強いこだわりを持っています。例えば、抗菌・防臭・抗ウイルスという機能性豊かな商品を目指しています。布団を商品開発する前には、目指す商品に応じた素材の開発をしないといけません。例えば、夏にお勧めのサッカー生地で商品化するには、その生地に合った糸を開発しなければいけません。うちは素材に始まり一からつくるという、面倒な仕事が大得意なのです。そこが、他社様との差別化が図れるところであり、こだわりなのです。

経営で大切にしていることは?

コミュニケーションですね。コミュニケーションがあれば大概のことが解決します。例えば我々社員同士、仕入先、商品を購入していただいている消費者の方々。そして金融機関。そいういったところとのコミュニケーションが取れていれば、成績が悪ければ率直に話して改善方法を探れますし、良いときは何がどう良かったのかを正確に伝えなければいけないと思います。人は会話をしたり相談したりすることで少しでも気持ちも落ち着くものなので、社内外に関わらず仕事の中ではコミュニケーションこそが一番大事だと思います。

今後の挑戦していきたいことは何ですか?

当社はお客様に寄り添いながら、さまざまなものをご提供するなかで、新しいビジネスにも挑戦していきます。まず注力しているのが、DtoCです。当社が企画、製造した商品を小売店舗や中間業者を介さずに当社のECサイトで直接お客様に販売します。と同時にそれらを成功させる要因には三つあります。お客様の声を積極的に取り入れて研究開発すること、次に社員の教育、広告宣伝です。これらを着実に軌道に乗せて100年企業をめざします。

今取材させていただいているこのスペース「いこい」は、どんな空間化おしえてください。

今年で2年目を迎えたコミュニケーションルームです。目的は社員のモチベーションを上げるために作りました。ここができたことによって、お昼ご飯を食べに来たり、休憩したり、イベントの相談をしたりと使い方はさまざまです。オープンキッチンやライブラリーなども併設しており、リラックスして過ごせるのが最大の特徴です。定期イベントとしては、毎週木曜日は「パンの日」とし、一宮にある「パン屋アール・ヌーボー」さんにお願いをして、おいしい焼き立てパンを持ってきていただき、販売を行っています。また、毎月の第一金曜日には誕生日会を開催。ケーキをプレゼントして盛大にお祝いするなど、有意義な時間を過ごせます。そうすることで、社員同士の④きずなも深まり、働きやすい環境創出の一端を担っています。

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