日本は世界一眠らない国
OECD(経済協力開発機構)の統計(2016年)によると、1日の平均睡眠時間は多くの国が8時間を超えるなか、日本は7時間22分と33ヶ国中ワースト1でした。
この調査から数年たった現在、日本人の睡眠時間はさらに短くなっています。ブレインスリープ社の調査(2019年)では6時間40分と42分も短くなっていました。
2018年の厚生労働省の報告では、睡眠時間6時間未満の人が40%とのことでした。
睡眠時間が短い背景には、働く時間や通勤時間が長すぎるといった日本特有の働き方に加えて、24時間営業の店舗やスマートフォンの普及による生活の夜型かが挙げられているようです。
世界の平均睡眠時間
世界の主要都市に住む人たちを対象に「実際の平均睡眠時間」の調査を行うと下記のような結果になりました。
(スタンフォード大学のBannaiらによる調査2011)
東京5.59時間
ニューヨーク6.35時間
上海7.28時間
パリ6.55時間
ストックホルム7.28時間
東京は世界の主要都市と比べると睡眠時間が短いことがわかります。
睡眠不足による懸念
1.免疫力が下がり、感染症などの病気にかかりやすくなる。2.ホルモンバランスが乱れ、太りやすくなる。
3.目覚めが悪く、眠気や疲れがリフレッシュされない。
4.日中のパフォーマンスが低下する。
5.交通事故や業務上のミス、トラブルが増える
まとめ
眠らないことによる弊害は様々な観点から指摘されています。睡眠は単なる休息ではありません。
睡眠の価値を理解し、よりよい睡眠へ意識を向けましょう。